「社内SEはプライベート時間の確保がしやすいの?」
そんな疑問にお答えします。
社内SEは一般企業の情報システム部門で働いています。
以前の記事でも書きましたが、社内SEは比較的残業が少ない職種になります。
外部の顧客を相手先とするSEなどは、顧客の急な要望や死守しなければならない納期に縛られやすい働き方ということもあり、プライベート時間の確保が難しい場面もあります。
それに対して、社内SEはあまり納期に縛られることはなく、業務部門のユーザの無茶ぶりもあるにはありますが、そんな時は時期をずらしたり、最悪は却下したりといった調整が利きます。
上記のことが社内SEという職種においては、総じてプライベート時間の確保がしやすくなっています。
では、前述した理由も含めてプライベート時間確保のしやすさに関するポイントについて解説してゆきたいと思います。
目次
社内SEのプライベートタイムが取りやすい理由
プライベート時間確保のしやすさは大きく分けて下記の4つのポイントになっています。
ポイント
・キツい納期に追われることが少ない
・働き方改革でプライベートタイムの充実が加速
・システム運用が安定している
・一般企業勤務で休みの待遇は業務部門と同じ
では1つづつ解説してゆきます。
キツい納期に追われることが少ない
社内SEのメリットにも挙げられる項目ですが、キツい納期に追われることは多くありません。
そのため、比較的ゆるく働けることでプライベート時間が取りやすいのです。
納期を決める時も「ある時期に長期休暇を取ることにしている」という場合、その前提でいつまでに仕事が出来るか・・・という社内SE自身の都合によって仕事の計画を立てるということも出来るのです。
顧客相手では考えられないような計画の仕方もできるのがとても有利な点です。
働き方改革でプライベートタイムの充実が加速
昨今の働き方改革による残業規制は非常に効果的に働いています。
もすっかり深残業などどいうものは影を潜めています。
かつては遅くまで管理職が残っていましたが、徐々に彼らも早く帰るようになってきました。
そうなれば、帰らない上司を気にしていた部下たちも安心して・効率的に仕事を進めて早く帰るようになりました。
また、僕の会社の場合では常駐のベンダープログラマがいますが、その人たちも連動して残業時間が縮小の傾向になってきています。
システム運用が安定している
社内SEが運用保守するシステムは、長い間使われてきたシステムが多いと思います。
長期で稼働してきたシステムは基本的に安定稼働しているのが特徴です。
安定稼働していればトラブルの緊急対応なども少ないことから、これもプライベート時間の確保に大きな要素となっています。
一般企業勤務で休みの待遇は業務部門と同じ
IT分野を担当しているからといって社内SEだけ仕事に高負荷をかけられるようなことは通常ありません。
一般企業内での勤務ですから基本的には業務部門の社員も社内SEも休みの面での待遇は横並びになります。
もちろん、業務部門がピンチ・・・という場合は社内SEも協力体制を取りますから、その時は休みを回避する時もあります。
業務部門のプライベート時間確保が積極的であれば、もっと社内SEは休暇や時短がしやすい環境となるでしょう。
社内SEのプライベートタイム活用の例
一般企業に勤める社内SEのプライベート時間の活用例をいくつか紹介したいと思います。
家庭を持っている人・独身の人など、それぞれプライベート時間の活用は様々です。
僕の環境だと、地方の社内SEのため通勤時間も最小であるためさらに時間を取りやすいこともあります。
定時後のプライベートタイムが取りやすい
無論トラブル発生時は話は別ですが、通常は定時後のプライベートタイムが取りやすいことが多いです。
もちろん日中の勤務時間帯は相応に業務に取り組んでいることは当然ですが。。
小さい子供がいる人なら、定時で退勤し保育園のお迎えだったり家庭に戻ってプライベートタイムに充てる人も多いです。
習い事の教室に通う人もいたり、僕なども趣味の写真撮影のためにさっと定時で上がってその足で出掛けるなどしています。
プライベートのイベントで休みやすい
プライベートのイベント事での休暇取得は世間でももう一般化しているとは思います。
子供の入学式・卒業式などプライベートのイベントのときに、気軽に休みやすいのは社内SEも同様です。
特に、社内SEの場合は一般的なSEのように社外の顧客の都合に左右される可能性はかなり低いです。
仮に自分の抱えている納期が近い仕事があったとします。
しかし、その相手先は社内の業務部門であり納期の調整が付けやすいこともあり、そもそも業務部門の方でもプライベートのイベント事で休むのが普通になって来ましたから「じゃあ、仕方がないかぁ・・・」となるわけです。
長期休暇も取りやすい
勤続XX年でもらえる休暇制度がある企業も多いと思います。
企業によっては制度はあってもなかなか休みずらい雰囲気もあるかもしれませんね。
僕の会社では、多忙でない時期なら社内SEの半数くらいは長期休暇を取っていました。
土曜・日曜を挟んだ5日間で休暇取得して9連休・・・子供がいる家庭だと夏休み期間に合わせて取得し海外旅行をする人もいたりしますね。
長期休暇を取ることを前提に、それを加味して仕事の納期をあらかじめ調整しておくと更に長期休暇が取りやすいのです。
また、休暇中に何事か起こった場合でも、代理の社内SEの人、また保守してくれているベンダーにお願いをしておけば、よほどの事でなければ何とかなってしまうものなのです。
まとめ

社内SEのプライベート時間の確保がしやすさのポイントについて解説してきました。
ポイント
・キツい納期に追われることが少ない
・働き方改革でプライベートタイムの充実が加速
・システム運用が安定している
・一般企業勤務で休みの待遇は業務部門と同じ
やはり自社内で自社のシステムを扱う社内SEは、業務の負荷は低めで色々な調整が利きやすいということが大きなメリットと言えます。
企業によりけりで、上記で書いてきたことが社内SEの全般で一律同じというわけではありません。
ある程度、情報システム部門の規模・人数が多い方が、何かの際カバーしてもらえたり休みの取りやすい雰囲気も持ち合わせていることでしょう。
社内SEを目指すならできれば中小企業より大きい企業を狙いたいところですね。
また、プライベート時間が増えれば、流行りの「副業」に時間を充てるのも人生にとってとても有用です。
これまで仕事の充実に注力し過ぎていたと感じているのなら、自分のプライベート時間を大切にすることを考えてみるのもよいのではないでしょうか?
以上